アスベスト含有有無の事前調査INSTALLATION

アスベスト含有有無の事前調査

既存建築物の解体工事や改修工事を施工する場合には、アスベストの含有有無調査を行うことが定められています(石綿障害予防規則:以下石綿則第3条)。以下に、事前調査のフローを示します。

[アスベスト含有フローチャート]

注1.施工年が昭和55年以降であったとしても、工事が一時中断して完成が遅れた場合や、アスベスト含有在庫の出荷による工事施工の場合などもある為、疑わしい場合には、サンプリングによる分析調査をお薦めします。

注2.配管等の保温保冷工事では、昭和63年頃まで最終仕上げにおいて、エルボ・フランジ・バルブ等にアスベスト含有の塗り材を使用した場合もある為、疑わしい場合には、サンプリングによる分析調査をお薦めします。

サンプリングによる分析調査について

アスベストの含有有無が不明の場合には、建材の一部を採取(サンプリング)し、X線回折分析法や位相差・分散顕微鏡法により、含有の有無を確認する分析調査を行う必要があります。

分析調査には、高度の技術が必要とされることから、専門分析機関に依頼することをお薦めいたします。当社では、アスベスト分析に長年の実績を持つ専門の作業環境測定機関に依頼しておりますので、当該機関発行の試験報告書(アスベスト含有分析報告書)は公的な証明書としてお使いいただけます。